アクチュアリー試験の基礎知識の習得について

前回
http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090929
のエントリーで参考書の話を持ち出したのは、ブログの読者の方からのリクエストがあったことがその理由の1つです。


今回、それに関連して、基礎知識
http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090830
の習得についてその方から受けた質問と答え(の一部)です。
ご質問者のご承諾を得て、転載します。



(問)
あと今ひとつ理解できていないのですが、「アクチュアリー試験に合格するための数学」*1とはどう考えればよいのでしょう?正直、掴みかねているのが現状で、出やすい事項は覚えることが基本で、細かな証明の理解などは必要はないのでしょうか? 要求される問に答える形で準備をするのが試験勉強でしょうが、どうしても背景とか仕組みが気になってしまうクセがついているのです。単純に、良くきかれる重要な考え方は証明とか背景レベルまで厳密に理解し、その他の重要度が低い項目は暗記で済ますってことだと思うのですが・・・・・


(答)
覚え方については個人にあったスタイルというのでよいと考えます。
「良くきかれる重要な考え方」については、その導出方法等をフォローしたほうが覚えやすいのであればそうしたほうがよいと考えます。
ただし、それはあくまでも記憶に残しやすい「手段」に過ぎず証明や背景レベルの追究そのものが目的でないことは注意が必要だと考えます。
また、それ以前に「良くきかれる重要」・「その他の重要度が低い」を見極めるのは過去問を見る他ありません


ちなみに、
http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20081119
もご覧ください。


(追記)
前回のエントリー
http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090929
に関連して、MAHさんが運営されている「アクチュアリー試験に合格しよう」でも参考書の紹介があるのでURLをお示しいたします。
http://pre-actuaries.com/modules/amaxoop2/index.php?cid=1

*1:引用者注:上記の「基礎知識」のことを指しています。