しばらく間が空きましたが、2008年度アクチュアリー試験から「例の解法」の使える問題を取り上げる2回目です。
今回は問題1の(5)をとりあげます。
この問題は、
とおくと、
が独立にに従うときに
の確率密度関数を求める問題
というように翻訳できます。
このような問題では、いきなり確率密度関数を考えるのではなく、分布関数を考えるとうまくいくことがあります。
(分布関数を微分すると密度関数)
の分布関数をとおくと、
となり、それは図
の灰色部分の面積となります。
つまり、
これより、・・・(C)
これは普通のやり方ですが、「例の解法」による「かわし」も存在します。
まず、当然確率密度関数を[tex:0(C)以外に答えはありえない
ということになります。