2009-01-01から1年間の記事一覧

アクチュアリー試験の参考書(続)

前々回のエントリーで http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090929 いくつかの参考書をあげましたが、 アメリカのSOA(Society of Actuaries) http://www.soa.org/ の試験に挑戦されている方のサイト http://d.hatena.ne.jp/ftoyoda/20090611 に高校数…

アクチュアリー試験の基礎知識の習得について

前回 http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090929 のエントリーで参考書の話を持ち出したのは、ブログの読者の方からのリクエストがあったことがその理由の1つです。 今回、それに関連して、基礎知識 http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090830 の習得…

アクチュアリー試験のための数学の参考書・問題集

「生保数理(定常人口)についての問答」シリーズの途中なのですが、 今日は アクチュアリー試験のための数学の参考書・問題集 というテーマで考えています。 私の立場は(繰り返しになりますが) (a)唯一お薦めしているのは、過去問題集 (b)過去問で…

「アクチュアリー試験までの日数」の訂正

このブログのトップページにアクチュアリー試験までの日数を掲載しています。 これは、「はてラボカウンティング」 http://counting.hatelabo.jp/count/595 を利用していますが、この日付の設定に誤りがあったようです。(ブログの読者の方から御指摘を受け…

生保数理(定常人口)についての問答(2)

前回 http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090915 の回答を受けた再質問とそれに対する回答です。 (質問) ただ、定常社会について以下のような問題がありました。 この場合どう理解すればよいかわかりませんでした。 (生保年金数理〈1〉(理論編) isbn:4…

生保数理(定常人口)についての問答(1)

読者の方からアクチュアリー試験の生保数理(定常人口)についてのご質問を受けたので、その質問と回答についてご質問者のお許しを得た上で2回に分けて掲載し、3回目で2回目のご質問に関連した「図」を使った解法をご紹介いたします。*1 (質問1) 生保…

東京工業大学大学院「年金数理」講義資料

「The企業年金BLOG」 http://dbdc.seesaa.net/article/127383318.html というページで見かけたものですが、 東京工業大学大学院のwebサイト http://www.me.titech.ac.jp/senkou/sjinfo.html に「年金数理」の講義資料がアップされています。

twitter

「アクチュアリー試験の申し込みが昨日(9月4日)で締め切られました。今年受験される皆様のご健闘をお祈りいたします。」といった類の内容は今後はtwitterのほうで書くようにいたします。http://twitter.com/actuary_math

「アクチュアリー・サービス」に関するアメリカの要求

今から約10年前に、アメリカが「アクチュアリー・サービス」、具体的には、 「米国と日本のアクチュアリー関係者」の「相互承認」 を要求していたようです。 「日本における規制撤廃、競争政策、透明性及びその他の政府慣行に関する日本政府への米国政府要…

アクチュアリー試験における数学的な基礎力について

前回のエントリー http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090827 の最後に述べた 「数学的な基礎力」 について http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090220 でも述べましたが、 (1)高校数学III(ローマ数字の3)までの関数(指数関数、対数関数、三角…

アクチュアリー試験の学習時間及び受験科目数に関する考察

久しぶりの投稿になり申し訳ありません。 そろそろ受験申込締切も近づき、何科目にエントリーされようか迷っていらっしゃる方もいらっしゃると思います。 今回は、その科目数を考えるにあたって、 合格するためにどの程度の学習時間数が必要なのか? という…

アクチュアリー試験「投資理論」の新教科書

アクチュアリー試験「投資理論」の新教科書が以下のとおり決定したようです。isbn:4532133726 ・新・証券投資論I 理論編 日本証券アナリスト協会 編 小林孝雄 芹田敏夫 著 (日本経済新聞出版社) 第1章〜第3章、第5章、第7章isbn:4532133734 ・新・証券投…

お詫びと訂正

今日は前http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20081120に書いた複合分布に関する記述のお詫びと訂正です。元の問題は、以下のとおりでした。「1家族に子供が人いる確率は[tex:(1-p)p^n \, (n \ge 0,0(平成21年7月改訂版)のp.p.2−11〜2−12に…

平成21年度のアクチュアリー試験要領

平成21年度の日本アクチュアリー会資格試験要領が掲載されました。http://www.actuaries.jp/examin/info.htmlそれにともないこのブログのトップのカウントダウンも微妙に変わっています。いくつか大きく変わった点がありますが、それについてはまた機会を改…

「損保数理」、「生保1」、「損保」テキスト改訂について

日本アクチュアリー会から「損保数理」、「生保1」、「損保」テキストの改定の通知が出ています。 http://www.actuaries.jp/info/text_kaitei_H21.html この中でこのブログの主たる読者の方と関係が深いのは「損保数理」の改訂だと考えられます。 当然なが…

アクチュアリー試験の合格率

平成20年度のアクチュアリー試験の合格率が (株)保険研究所が毎週発行している 「インシュアランス」(生保版) http://www.hoken-kenkyujo.co.jp/p09_book_lineup/index.php?cate=2 に掲載されています。 科目 受験者 合格者 合格率(%) 数学 1,016 2…

(不快に思われない)メールの書き方

(2010/10/27 注記) メールの書き方について触れていますが、本ブログのコメント欄におけるご質問についても同様の取扱をお願いできればと存じます。 今日は、アクチュアリー(試験)とは直接関係ない、かつ、大半の方にとってはほとんど自明な内容の投稿と…

「生命保険会社の保険計理人の関与事項に関する研究」について

社団法人日本アクチュアリー会から 「生命保険会社の保険計理人の関与事項に関する研究」 (会報別冊第237号) http://www.actuaries.jp/lib/annex_10.html という本が刊行されています。 「保険計理人」とは保険業法第120条に規定される「保険料の算…

アクチュアリー試験過去問題集の誤植について

社団法人日本アクチュアリー会のホームページにおいて、2009年4月17日付で 「平成14年度資格試験問題集の誤植について」 http://www.actuaries.jp/info/H14_siken_teisei1.pdfが掲載されています。

マークシートの塗り方に関する一考察

http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090331 http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090426 の2回にわたり「マークシート」についての話が出てきたので、折角ですので、「マークシート」の塗り方に関して私が受験生時代に実践していたことをご紹介いたし…

「マークシートの罪」とその周辺に関する論考(2)

前々回 http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090331 に予告したとおり、 桜美林大学教授芳沢光雄先生の 「出題者心理から見た入試数学」(isbn:4062576171) について考えます。 前々回の引用した文藝春秋2009年2月特別号の芳沢先生の投稿「マークシ…

「ソクラテスの人事」での問題

先日 「マークシートの罪」とその周辺に関する論考 http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090331 として、脱線していたところですが、昨日(4/2)放送された「ソクラテスの人事」というNHKの番組で、面白い問題が出題されていて、前回考えていた「考…

「マークシートの罪」とその周辺に関する論考(1)

1か月ぶりの投稿になってしまい申し訳ありません。 「アクチュアリー試験のための年金数理人会試験解説」 http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090225 シリーズの途中ですが、「マークシートの罪」という一文その他に関して考えたことを2〜3回の予定で…

アクチュアリー試験のための年金数理人会試験解説(2)

前回 http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090225 から始まったシリーズの2回目です。今回は平成20年度問題1(2)です。 (問題) (2)正規母集団の平均値の検定を行う。帰無仮説を対立仮説に対して有意水準5%で検定を行う際に、第2種の誤りをおか…

アクチュアリー試験のための年金数理人会試験解説(1)

今回から新シリーズを始めます。 標題のとおり、社団法人日本年金数理人会が実施している能力判定試験(以下本シリーズでは「年金数理人会試験」*1といいます)の過去問 http://www.jscpa.or.jp/siken/indexs.html のうち基礎数理を新しいものから順に解説し…

2008年度アクチュアリー試験から(4:最終)

飛び飛びになっていましたが、「2008年度アクチュアリー試験から」シリーズを完結させてたいと思います。 今回は、問題3の(1)の○8*1(自由度を求める部分)について考えてみます。まず、 http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20081224#c1230201238 …

文系学部出身とアクチュアリー

今日は「文系学部出身とアクチュアリー」というテーマで考えてみます。 このブログの読者 http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090213#c1234968961 の方で Yahoo!知恵袋に 「実務経験を積めるような職場に就職するのには理学部数学科ではなく経済学…

アクチュアリー試験の合格発表

今日(2月13日)付けで社団法人日本アクチュアリー会の平成20年度資格試験の合格者が発表されました。 http://www.actuaries.jp/examin/H20exam/H20-goukaku.pdf受験された皆様の出来はいかがだったでしょうか?数学の合格者数は、去年ほどではないです…

2008年度アクチュアリー試験から(3)

しばらく間があきましたが 「2008年度アクチュアリー試験から」シリーズ をあと2回続けます。 今回は問題2の(3)を考えます。 普通の(?)解答は http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090115 及び http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090114 …

アクチュアリー試験の解答速報を掲載しているブログ

http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090115 及び http://d.hatena.ne.jp/actuary_math/20090114 でコメントされている方がいらっしゃいますが、 アクチュアリー試験の解答速報を掲載しているブログがあるそうです。 (URLについては当該コメントでご確…